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10/7(金)名曲"Autumn"

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僕は四次元で音楽を聴けない人間だと思っていたのだけれど、この人達の音楽を聴くと、「あれ、自分、感じているじゃない!?」と思ったりする。でもそれは僕の能力というよりは、この人達の能力で、素晴らしい音楽というのは時に聴く側にもそういう能力を与えてくれるものだと思うのである。

………

栃木県宇都宮市の郊外、河内郡上三川町に東汗・西汗という地名がある。宇都宮の住宅地から外れ、畑や田んぼが現れ始める辺りだ。「汗」とはちょっと暑苦しい印象の地名だが、「汗」は「ふざかし」と読む。「ひがしふざかし」・「にしふざかし」である。この地名を知った頃、「ふざかし」とはきっと汗の古称だろうと思っていたが、調べてみるとそういう訳でもないようで、この由来については諸説あるようだ。因みに「上三川町」は「かみのかわまち」と読み、こちらも難読地名である。

宇都宮で営業の仕事をしていた頃、東汗・西汗は僕のサボリ場所だった。もう時効だろう(笑)。特約店に行くふりをして営業車で出掛けては良くこの辺りに行き、車の窓を開けて季節の風に当たりながら昼寝をしたりしていた。

僕はこの「ふざかし」という地名の風流さが好きだった。実際、ふざかしは季節を感じられる場所だった。風がちょっと蒸し暑くなってくると「嗚呼、もう梅雨だなぁ」と思ったり、春の暖かな風を心地良く感じながら仕事の疲れを癒したりしていた。この曲を聴いていると、涼しくなり始めたちょうどこの季節のふざかしの秋風を肌が思いだす。

それは以前この日記で書いたCと付き合いがあった頃。木々の葉が色付き始めた宇都宮の街を良くCと出歩いた。Cは凄くオシャレだったから、粋なネルシャツとか革のパンツとかで着飾って、自分も裏革のポークパイハットなんぞをかぶって自分なりのオシャレをして…。彼に貰った粋なベレー帽がどこかにあったが、さすがにこの年齢であれはないなぁ。

多分Cはこの"Autumn"みたいな曲は気に入るはずだ。嗚呼、Cとこの曲を聴いてみたい。いや、それは多分叶わない願いなんだけど、それでも良いのだ。そういう事を考えるだけでも自分は幸せな気持ちになれる。またこの人達の音楽は、湿った感情にさせずに正に秋風のようにからっと爽やかな気持ちでそんなタイムトリップをさせてくれるのである。







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