記事一覧

10/25(火)ヘッドライト・テールライト

joehen.jpg

今夜の一枚
In 'n Out/Joe Henderson
Kenny Dorham(tp),Joe Henderson(ts),McCoy Tyner(p),Richard Davis(b),Elvin Jones(ds)
Apr.10,1964録音 Blue Note Records

この日記で多分続くと書いてしまったからには強引に続けてみようかと思った。

例えば夜間、渋滞している片側一車線の道路の路肩に立っているとする。左右を見比べてみると夜景の様子が大きく違う。片方はヘッドライトの列が並んでいるので白い光の夜景だ。もう片方はテールライトが並んでいるので赤い光の夜景だ。

もう一つの例としては、救急車のサイレンの音で有名なあのドップラー効果だ。救急車が自分の前を通り過ぎた瞬間に音程が変わる事はご存じであろう。

時間というものも実はそういうものなのではないだろうか?同じ時間であっても、未来からやってくる時間と、過去へ去っていく時間は実は異なるものである、と。これ、次元の考え方にも応用できないだろうか?

最近、次元というものが僕の興味の中心で、あらゆる物をとりあえず次元で考えてみるというのがマイブームである。例えば、鳥は何次元で飛ぶの(これは3次元か…)?夢は何次元で見ているの?セックスって何次元?男と女はそれぞれ何次元?味覚って何次元?では嗅覚は?等々…。

いや、こないだ書いた通り僕は物理学に全く精通していないから、そもそも次元というものが何なのかも良く解っていない。だから何次元かを考えるというより、いろんな事を「次元」で考える事により、僕の考え方に都合が良い次元という物差しを作っているという方が正しい。

さて、エルヴィン・ジョーンズ氏のドラムって何次元なのだろう?何となく直感では3.5次元くらいかなと思っていた。"Africa/Brass"のエルヴィンのドラムは僕の体調とタイミングがバッチリ合えば太古のアフリカの深淵から聴こえてくる。今までに何回かこういう事があった。あと、"Witch Hunt"("Speak No Evil"収録)のドラミングが宇宙船の中から聴こえてきたり、"Black Nile"("Night Dreamer"収録)のドラム・ソロの最後のタム回しでブラックホールに吸い込まれたりした事もある。4次元と3次元の間にあるから暫定的に3.5次元としていたが、もしかしたら3.7次元かも知れないし、3.125次元かも知れない。

(でもブラックホールって何次元なのだろう?)

ここで小数点以下が出てきたのは注目すべき事である。

今日の常識では、0次元=点、1次元=線、2次元=面、3次元=空間、4次元=時間とされている。では5次元以降は何なのか調べたが、まだ観測されていないと書いてあったし、少なくても僕が理解出来るような知識の中には存在しないようである。従って今日の常識では次元のマックスは4だが、その代わり小数点以下は存在するのではないだろうか、と。上限は設定されていても、その間が限りなく区切れるのであれば無限にほぼ等しい。

ドラムという楽器は音の発信地点がばらばらな楽器だ。革を張った太鼓と金属製のシンバルという基本二種類の楽器を使い分け、地面に置いた太鼓を脚のペダルで踏んだり頭上のシンバルを打ち鳴らしたりする。従って音が進む方向もバラバラだし耳に到達する速度も微妙に違うはずだ。あと、今まで想像した事も無かったが、耳に届いた後の音の速度を変化させる事によって第4の次元でいろいろと遊ぶ事が出来るようである。

第3の次元までで言えばヴェクトルの形状。例えばシンバルの一点を鳴らすと線のヴェクトルで音が出る訳だが、シンバル全体を共鳴させれば面の音をヴェクトルで発信出来る。線状のヴェクトルで言っても、最近までは直線のヴェクトルしか想像出来なかったのだが、音の反射を考慮すればジグザグのヴェクトルも作れるし、才能のある音楽家は螺旋状の音のヴェクトルを使うようである。これが4次元になったら、…。正直、今の僕には全く解らない。

支離滅裂な話になったが、音を次元で考えるというのは面白い事だし、エルヴィン・ジョーンズは本能でそういう事を表現していた音楽家である。

さて、そんな事を踏まえて、この"Short Story"のエルヴィン氏のドラムは何次元に聴こえますか(苦笑)?





にほんブログ村
スポンサーサイト

コメント

コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

catricec62

Author:catricec62
FC2ブログへようこそ!

カテゴリ